カワサキ・スーパーシェルパ(KL250G/H)
今回 ご紹介するのは「カワサキ・スーパーシェルパ(KL250G/H)」です。
同時期のセロー225 や XL230 に対抗するトレッキングバイクとして '97年に登場したこのモデルは、空冷 4ストローク単気筒DOHC 4バルブ 249cc 26馬力のエンジンを搭載していました。
そのエンジンは、KLX250 のそれをベースに軽量化やエントリーモデルということで転倒したときにラジエターが破損するのを防ぐため 敢えて空冷化され、ミクニ製 BST34 キャブレターを採用、KLX と同様な 6速ながら "スーパーロー" と称する低いギア比の 1速及び、KLX よりもハイギアードかつワイドなレシオに設定された 4~6速が特徴でした。
足回りには、インナーチューブ径 36mm のフロントフォーク、リアにはユニトラックサスを採用、F:230mm/R:190mm のホイールトラベルを持ち、F:2.75ー21、R:4.10ー18 サイズのタイヤを履いていました。
また初期型では、アップ/ダウンと 2種類のフロントフェンダーが選択可能で、左右非対称グラフィックのモデルもラインナップされ、830mm とオフロード車としては低いシート高とも相まって人気を誇りました。
わざわざ空冷化してまで軽量化をするなど意欲的なモデルでしたが、残念ながらこのジャンルのスタンダードである セローの牙城を崩すことはなりませんでした。しかし、根強い人気に支えられ、平成18年排出ガス規制による 2007年のモデル廃止に至るまで長きに渡って生産が継続されました。私 個人的には結構好きなモデルでした。。。(^_^)/
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